米内佑希
Yuki Yonai

2010年にＴＳＡを卒業し、81プロデュースへ。アニメ『チア男子!!』坂東晴希役(主役)、『謎新聞ミライタイムズ』(Eテレ『シャキーン!』内)トキオ役(主役)、ゲーム『スーパーボンバーマンR』黄ボン役、アプリ『あんさんぶるスターズ!』仁兎なずな役、ネットラジオ『西山宏太朗と土師亜文と米内佑希のハピラジ!』ほか。

先輩たちの輝きと学校の雰囲気。それが僕を声優の世界に誘った！

米内佑希

おはよな〜い！

全員おはよな〜い！

司会独自の挨拶、浸透してますね〜。

米内佑希

知らない人も合わせてくれたね？それが社会力！

全員（笑）

司会約10年前、米内さんも夏期講習の参加者でした。

米内佑希

目指す大学も決めていた高校3年の夏、同級生が「声優の専門学校に行く」と。「ムムッ、初めて聞いた！？」と興味を持って夏期講習に参加し進路変更。先生には止められたけれど、「今やりたいことをやるのが一番成長できる」と言って上京しました。決め手は、先輩たちの輝きと学校の雰囲気。本当にそれが、僕を声優の世界に誘いました。

司会

演技は初心者でしたか？

米内佑希

はい。きつい授業も多かったけれど楽しかったなぁ。特にお芝居の基礎の部分、滑舌や心の動かし方は1年目に全て詰まっていました。

司会

ＴＳＡでは基礎訓練を重視しているんです。そしてレッスンの集大成が卒業公演。

米内佑希

初めて500人ものお客様を前にしての芝居。実は本番直前のゲネプロ（本番同様に行う総稽古）でセリフが飛んじゃって。裏で「怖いよ」って泣きました。でも本番のアドレナリンってすごい！無心で駆け抜けられた。

司会

MCやボーカルにも選ばれて、学校内のオーディションは全てモノにしていた？

米内佑希

いや、卒業式で優秀生に贈られる最優秀賞は、賢プロダクションさんの益山武明に持っていかれました（笑）。

司会

切磋琢磨し、卒業後は81プロデュースの養成所へ。

米内佑希

養成所もビシビシ伝わってくる本物の熱い授業。その頃に、ガヤ（その他大勢のにぎやかしの声）で初仕事をいただいて、声がお金になることを実感しました。そしてアニメ『たまごっち！〜ゆめキラドリーム〜』で名前のある役をいただきました。

司会

アニメーションは、線画の状態で収録することも…？

米内佑希

そうなんです。どれだけ具体的にイメージできるか、会話ができるかが大事。会話で芝居が変わるし、芝居が良ければ絵が変わることも。

司会

他のお仕事についても聞かせてください。

米内佑希

『あんさんぶるスターズ！』では、楽曲ごとに歌い方を変えているので聞き比べて欲しいです。ラジオも奥深い世界。大事なのは聞く力なんですよね。相手の言葉を受けて発信するので。だから普段から会話を大切にしています。「自分の可能性を知りたい」、「挑戦したい」という人に、これ以上の仕事はないんじゃないかな。毎日、新しい刺激に出会えます。

苦手があるのは得意がある証拠。得意を一つ意識すれば苦手克服の糸口になる

司会皆さんからも質問を！

参加者A ご自分の声で、好きなところはどこですか？

米内佑希

声の幅が売りです。声の幅を知ると、どんどん楽しくなります。

参加者B 仕事の増加傾向を教えてください。

米内佑希

『チア男子!!』からはある程度増えました。それまでは仕事がなくて、辞めようと思ったことも。でも待つ時間をどう過ごすかで、先につながるものがある。中尾隆聖さんは「ウェイトの時間を大事にしろ」と教えてくださいました。これからもオーディションに受からないと仕事にならないので、日々勉強です。

参加者C 私は音楽科で学んでいますが、楽器が思うように弾けずスランプなんです…。

米内佑希

苦手があるなら、得意がある証拠。「これはできる」とポジティブになって一つ見つけると、糸口になっていい方向に向かうはず。僕は「自分はできる」と信じて言葉にします。するとモチベーションが変わり、周りの目も変わり、世界も変化する。在学中、「特別講演の声優として帰ってくる」と言って、今日叶えられました。言霊はあります。今やれることをしっかりやれば糧になる。僕も死ぬまで現役でいられるよう頑張ります。

全員ありがとうございました！