GRADUATES
第一線で活躍する多くのTSAの卒業生たち
81プロデュース所属
新田 杏樹
主な出演作ゲーム
- 『あんさんぶるスターズ!』仙石忍
- 『魂の交渉屋とボクの物語 -SOUL NEGOTIATOR-』タク
- 『白猫プロジェクト』ショウ
- 『カードファイト!!ヴァンガードG』USファイター
- 『リトルウィッチアカデミア』マイケル ほか
夢にまでみた登竜門を次々とくぐり抜けて
親元を離れる不安を一掃した学生寮での楽しい生活
ー TSAを選んだ理由はなんですか?
新田 いろんな声優学校の体験入学に参加したのですが、一番惹かれたのがTSAでした。でも、惹かれた理由は「なんとなく」としか言いようがなくて、どこがどう良かったのか、親にも上手く説明できなかったんです。その魅力の正体を知ったのは、2年生になって、自分が学校側の人間として体験入学のサポートスタッフになった時でした。運営側に回って初めて、来校者一人ひとりの顔色ひとつ見逃さない気遣いと配慮があったことを知りました。僕が魅せられたのは、そこで学ぶ“人”だったんです。
ー 宮城県のご実家を出て、在学中はTSA提携の学生寮で生活したんですよね。
新田 はい。親元を離れる不安を感じる隙もないほど、学生寮での生活は楽しかったです。寮にはTSAの先輩が2人もいて、親身に世話を焼いてくれました。ほかにも普通の大学に通っている人、別の声優学校に通う人もいて、同世代でワイワイ・ガヤガヤ。朝晩の温かい食事も、共用の大きなお風呂も、すべてがいい思い出です。
ー 学校生活で一番の思い出は?
新田 主役をやらせてもらった卒業公演です。700人以上収容可能の劇場で2日間。家族や友人、業界関係者で満員の客席。先生方も「こんな経験なかなかできない。思い切り楽しんできなさい」と送り出してくれました。最後、すべての演目が終わって幕が下りる時には、学校生活が終わる寂しさと達成感で号泣でした。
ー 81プロデュースに進めたのは、卒業公演での演技が評価されてと聞きました。
新田 卒業公演直後の「学内オーディション」で、プロデュースのマネージャーさん から「(卒業公演)見ました」と言っていただきました。TSAの卒業公演は業界での注目度も高く、事務所関係者はもちろん、第一線で活躍されている声優の方たちも多く観に来られます。恵まれているんです。TSAという学校を選択した瞬間から、今という未来が始まっていたんだと感じます。
「お前の芝居は固い」今も聞こえる先生の言葉
ー TSAの2年間を振り返っていかがですか?
新田 アテレコ、ミュージカル、ラジオドラマなど授業ごとに1冊ずつ台本があって、間違いなく今より台本を抱えていました。それぞれ要求されることに応えるだけでなく、自主的に要求を超えていくことでスキルアップしていきました。実りある2年間でした。
ー 授業中、先生に言われたことで印象に残っている言葉はありますか?
新田 村國守平先生に「お前の芝居は固い」と言われたことですかね。もう卒業して5年も経つのに、今もその言葉と闘っているような気がします(笑)。村國先生ばかりではなく、演じたり歌ったり踊ったりするたびに、あの先生は何て言うかな?と顔が浮かんでくるほどです。
ー お仕事は順調ですか?
新田 初めての役付きの仕事、アプリ『あんさんぶるスターズ!』の人気がすごくて、キャラクターソングCDを発売できたり、顔出しのイベントに出演したり、グラビア誌を飾ったり。人気声優の登竜門を次々とくぐっている今が夢のようです。学生寮に入った時のように、初めて尽くしの不安よりもワクワクの方が勝っています。
ー 最後に、TSAの卒業生として、学校選択を迷っている人たちにひと言。
新田 TSAで間違いないと思います。第一線で活躍中の大御所である講師陣に感性を、クラス担任に人間性を、叩き直して磨いてもらう。僕はこの学校に、業界で踏ん張れる人 間にしてもらいました。時間とお金と人生をかけて、TSAの先生たちの胸を借りましょう。
※主な出演作は2018年5月の情報、インタビューは2016年に行われたものです。