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KENPROCK Festival 2024 卒業生インタビュー

2024年11月2日(土) に開催された『KENPROCK Festival 2024』に出演する、当校卒業生の益山武明さん、観世智顕さんに在校生がインタビューを行いました!

インタビュー前には、担当する在校生が打ち合わせを行います。本番前という貴重な時間をいただいていることもあり、真剣な表情で打ち合わせを行っていました。

 

そんな貴重なお時間をいただき実施したインタビューの内容をぜひご覧ください!

 

<インタビュー>

学生:本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。まずは、賢プロダクション設立40周年おめでとうございます! 賢プロダクションさんとはどのような事務所ですか?

 

益山:よく賢プロダクションは「賢プロファミリー」と言われるくらい、先輩後輩との距離が近いです。定期的に交流できる場も設けてくださったりと、所属人数は多いですが、アットホームで、先輩も可愛がってくれたり、所属していて心地がよい、リラックスできる事務所だと感じています。

 

観世:僕もそう思います。「アロハパーティー」や新年会など、1年に数回は先輩たちと交流できる機会があり、アットホームと感じています!

 

学生:東京声優・国際アカデミー(以下TSA)からも、たくさんの卒業生が賢プロダクションさんに所属されていますが、卒業生同士の交流はありますか?

 

益山:正直あまりないですが、現場で会ったときに出身学校が同じだとぐっと距離が縮まったりしますね。ただ、「出身学校」がきっかけで仕事に呼ばれることはあまりないので、今こうやって観世くんと一緒に仕事をできていていることはとても貴重ですね()

 

観世:本当にそうですね。とても嬉しいです! 基本的には、出身学校で仕事に呼ばれることはありませんので、先輩と現場が重なったときに「同じ学校の出身です!」といった挨拶をしています。

 

学生:そうなんですね。ありがとうございます。続いて、KENPROCK Festivalは7年ぶりの開催ですが、決まったときはどんなお気持ちでしたか?

 

益山:7年前のイベントにも出させていただいたのですが、そのときも、1つの事務所でこれだけの音楽イベントができるのは「すごいね」と他の事務所の方からも声をかけていただいていました。そんなイベントがまた開催できること、そして、この7年の間で新しくアーティスト活動を始められた方もいらっしゃり、さらにパワーアップしたものを届けられることは率直にすごい嬉しですし、僕もその場に立てることに本当に嬉しさを感じています。

 

観世:7年前は、入所1年目だったんです。だからこそ、そんなイベントに参加させてもらえることに「僕でいいんですか!?」という嬉しさがありました。以前は、そうそうたるメンバーに「いつかこのメンバーの中に入りたいな」と思っていたのが実現して本当に嬉しいですし、パフォーマンスなども勉強になっています!

 

学生:どうやって出演がきまったのですか?

 

益山:僕の場合は、7年前のときに「社歌」の歌唱メンバーとして参加していました。今回は、このフェスのために結成したユニットに選んでいただき、ありがたいことに今回も出演させていただけることになりました。

  

観世:社長直々に「社歌」の歌唱メンバーとしてお声がけいただきました。即答で「やります!」と答えました。()

 

学生:そうだったんですね! では、これから声優を目指す人たちに向けて何かアドバイスがあれば教えてください。

 

益山:どの仕事にも言えることですが、特に役者という仕事は、どんな経験も自分の血肉になり、無駄なことは何一つもありません。どの瞬間でも「知識」や「経験」として活かせ、どんどん成長できます。だからこそ、1分1秒を見逃さずに、何気ないことでも自分の引き出しとして持つことが大切です。自分にとって興味ないことでも、ちょっと覗いてみたり参加してみたりするなど、色々なことにアンテナを伸ばしていくことがどんどん自分の成長に繋がります。学校の授業やイベントなどは皆さん頑張っていると思いますが、それ以外の日常でも「色々なことをやってみようかな」という感じで過ごしていると、自分でも気づかないうちに色々な経験値を得られるかもしれません。そのように日常を過ごしていけば、役者を目指すこともとても楽しくなると思います!

 

観世:僕が今心掛けていることは、「基礎」です。学生時代は、「悪くないかな」と思っていた「滑舌」や「アクセント」、「台本の読み込み」などまだまだ足りていないことが多くあることに気づきました。学生のうちに、もっと突き詰めていくことがアドバンテージになると思います。新しいことや色々なことに手を出したくなりますが、まずは基礎の部分にしっかりとフォーカスしていくといいと思います。

 

学生:ありがとうございます! では最後に、TSAの後輩に向けてメッセージなどあればお願いします!

 

観世:まずは僕から。声優を目指していて、失敗や挫折することなどたくさんあると思います。でも先ほどの益山さんのお話しの通り、その全てが経験となります。その時の経験がいつかお芝居に活きることがあると思います。なので、それを胸に、どんな失敗をしてもくじけず頑張ってください!

  

益山:学校に在籍していたときに、先生方からいただいたお言葉やアドバイスなど、卒業してから15年ほど経ちますが、未だに自分の中に息づいています。お仕事をしているときにその言葉がふとよみがえってきたりするんですよ。きっと今頑張っていることや、先生方からかけていただいている言葉やアドバイスは、ずっと残っていくことなので、2年間を無駄にせず、どん欲につきつめていってほしいと思います。そして、いつか現場で会えることを楽しみにしています!

 

学生:先輩たちにいつか現場でお会いできるように頑張ります! 本日はお忙しい中、ありがとうございました!


■益山武明さんプロフィール

養成所スクールデュオ12期を経て、2012年より賢プロダクションに所属。
2013年に音楽座ミュージカル「ラブ・レター」サトシ役を務め、その後音楽座ミュージカルにも所属している。
代表作は「アイドルマスターSideM」紅井朱雀役など。「8P」「K4カンパニー」といった声優番組にも出演中。

 

■観世智顕さんプロフィール

能楽師の家に生まれ3歳の頃から能楽を学ぶ。
16歳の夏、とある作品と出会いそこから声の芝居というものに興味を持ち、勉強を始め現在に至る。
代表作「SHAMAN KING(コンチ)」「新幹線変形ロボ シンカリオン(小山ダイヤ)」「NOMAD メガロボクス(サンタ)」など