講師紹介

Message from Teachers

本学科と高校、海外などそれぞれの場所で学んでいる若者へのメッセージです。

二階堂幸弘
コミュニケーションを楽しみ夢をもって歩み続けよう
二階堂幸弘 先生
担当科目/異文化コミュニケーション
論元外務省職員

異文化コミュニケーションの授業では、主に私が外務省の職員として海外6カ国で働いた経験……とくに失敗した経験を学生の皆さんに伝えたいと思っています。失敗から学ぶことは、順調な道のりで学ぶことよりも多いからです。
異文化コミュニケーション能力を高めるということは、さまざまな国の人とコミュニケーションができるようになり、多言語で情報を集められ、広い視点で物事を考えられるようになるということです。アンテナを広く張れるようになれば、自ずとチャンスも広がっていきます。今の時代を生きるために大切な能力といえますが、それ以上に、いろいろな人とコミュニケーションをとること自体が楽しいものですね。
その楽しさを味わいながら、夢をもって困難を乗り越え、歩み続けてください。失敗をしても、歩き続ければ夢に辿り着けると、私自身の経験が教えてくれています。
栁沼 壽
経済は“共感”が大切な分野広く、楽しく学ぼう!
栁沼 壽 先生
担当科目/グローバル時事経済
法政大学名誉教授

経済学というと、数学的で論理的というイメージがあるかもしれませんね。しかし、本来の経済学は、数字の計算や、儲かる・儲からないといったことばかりを学ぶ学問ではありません。たとえば、レジ袋の有料化によってレジ袋を減らすことは、経済学的なアプローチから「環境問題」に貢献することです。また、経済取引を動かすのは “人”ですから、 “人”を育てる「教育」も経済と関わってきます。自分のことしか見えない人ではなく、他人に共感することのできる人を育て、そうした人が経済活動を行うことによって社会はよい方向へ向かいます。
経済学に興味のない人でも、広く深く学んでいけば、興味あることとの共通点を発見できるでしょう。その共通点は、さまざまな分野で応用することができます。そして、発見の面白さを、自ら学ぶ楽しさへとつなげていってください。