米内 佑希
「自分はできる」と信じて言葉に出す。すると…モチベーションが変わり、周りの目が変わり、世界も変わる。
全国の高校生が集まった夏期講習で講演を開いたのはTSA卒業生の米内佑希さん。その言霊(ことだま)には、参加者の“今を動かす力”が宿っていた。

先輩たちの輝きと学校の雰囲気。それが僕を声優の世界に誘った!

米内佑希(以下、米内) おはよな〜い!

全員 おはよな〜い!

東先生(以下、東) 独自の挨拶、浸透してますね〜。

米内 知らない人も合わせてくれたね?それが社会力!

全員 (笑)

約10年前、米内さんも夏期講習の参加者でした。

米内 目指す大学も決めていた高校3年の夏、同級生が「声優の専門学校に行く」と。「ムムッ、初めて聞いた!?」と興味を持って夏期講習に参加し進路変更。先生には止められたけれど、「今やりたいことをやるのが一番成長できる」と言って上京しました。決め手は、先輩たちの輝きと学校の雰囲気。本当にそれが、僕を声優の世界に誘いました。

演技は初心者でしたか?

米内 はい。きつい授業も多かったけれど楽しかったなぁ。特にお芝居の基礎の部分、滑舌や心の動かし方は1年目に全て詰まっていました。

TSAでは基礎訓練を重視しているんです。そしてレッスンの集大成が卒業公演。

米内 初めて500人ものお客様を前にしての芝居。実は本番直前のゲネプロ(本番同様に行う総稽古)でセリフが飛んじゃって。裏で「怖いよ」って泣きました。でも本番のアドレナリンってすごい!無心で駆け抜けられた。

MCやボーカルにも選ばれて、学校内のオーディションは全てモノにしていた?

米内 いや、卒業式で優秀生に贈られる最優秀賞は、賢プロダクションさんの益山武明に持っていかれました(笑)。

切磋琢磨し、卒業後は81プロデュースの養成所へ。

米内 養成所もビシビシ伝わってくる本物の熱い授業。その頃に、ガヤ(その他大勢のにぎやかしの声)で初仕事をいただいて、声がお金になることを実感しました。そしてアニメ『たまごっち!〜ゆめキラドリーム〜』で名前のある役をいただきました。

アニメーションは、線画の状態で収録することも…?

米内 そうなんです。どれだけ具体的にイメージできるか、会話ができるかが大事。会話で芝居が変わるし、芝居が良ければ絵が変わることも。

他のお仕事についても聞かせてください。

米内 『あんさんぶるスターズ!』では、楽曲ごとに歌い方を変えているので聞き比べて欲しいです。ラジオも奥深い世界。大事なのは聞く力なんですよね。相手の言葉を受けて発信するので。だから普段から会話を大切にしています。「自分の可能性を知りたい」、「挑戦したい」という人に、これ以上の仕事はないんじゃないかな。毎日、新しい刺激に出会えます。


苦手があるのは得意がある証拠。得意を一つ意識すれば苦手克服の糸口になる

皆さんからも質問を!

参加者 ご自分の声で、好きなところはどこですか?

米内 声の幅が売りです。声の幅を知ると、どんどん楽しくなります。

参加者 仕事の増加傾向を教えてください。

米内 『チア男子!!』からはある程度増えました。それまでは仕事がなくて、辞めようと思ったことも。でも待つ時間をどう過ごすかで、先につながるものがある。中尾隆聖さんは「ウェイトの時間を大事にしろ」と教えてくださいました。これからもオーディションに受からないと仕事にならないので、日々勉強です。

参加者 私は音楽科で学んでいますが、楽器が思うように弾けずスランプなんです…。

米内 苦手があるなら、得意がある証拠。「これはできる」とポジティブになって一つ見つけると、糸口になっていい方向に向かうはず。僕は「自分はできる」と信じて言葉にします。するとモチベーションが変わり、周りの目も変わり、世界も変化する。在学中、「特別講演の声優として帰ってくる」と言って、今日叶えられました。言霊はあります。今やれることをしっかりやれば糧になる。僕も死ぬまで現役でいられるよう頑張ります。

全員 ありがとうございました!


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