かないみか
その気持ちが強ければ大丈夫早く私たちのところにおいで!
高校生のための「夏期講習」では特別講演が開かれ、なんとゲストとして、かないみかさんが来校!笑顔いっぱいのパワフルトークにみんなの目が輝いた。

<かないみか>(以下、かない)

夏休みですね!


<全員>

はい!


<かない>

「そーですね」でしょ(笑)。


<全員>

(爆笑)


<TSA市原理事長>(以下、市原)

(笑)まずは、みかさんがお芝居を始めた頃のお話を聞かせてください。


<かない>

もともとは美大を志望していたんですが、先輩から「課題が大変で眠れない」と聞きまして方向転換を…。軽い気持ちで桐朋学園の演劇を専攻したんですが、もう大変でした。腹式呼吸から始まって日舞、狂言、パントマイム、バレエ…。

「新劇とは何か」ということも学んだし、シェイクスピアも読み倒して。とにかく必死で勉強しましたね。今の私があるのは桐朋時代に鍛えた基礎のお陰。基礎はとても大事なんですよ。つまらないかもしれないけど(笑)、シェイクスピアも絶対に読んだほうがいい。


<市原>

芝居の原点だからね。


<かない>

そう。それに戯曲を読み慣れていたほうが、台本も読みやすくなります。


<市原>

今までで印象に残っている役は?


<かない>

アニメ『アイドル天使ようこそようこ』のようこちゃんですね。歌手を目指している女の子で、毎週歌の収録があったんですよ。スタッフの方からカセットテープを渡され「台本に書いてある言葉にあわせてみて」みたいな感じで、どう歌うかは収録までの宿題。ちょうど大阪・花博の舞台に出ていたので、新幹線で移動しながらテープを聞いてあれこれ試行錯誤しました。大変だったけれど面白かったですね。発声や発音の訓練をすると声はどんどん変わっていくんだけど、歌うことによって、キーの幅も広がっていきます。男性も女性もキーは幅広いほうがいい。そのためにはやっぱり腹筋を鍛えることが肝心です。


<市原>

お仕事で歌うことは多い?


<かない>

もう歌は、役についてくる、つきものみたいなものですよね。声優はいろんなことをやらせてもらえる職業。私も声優じゃなかったら、こんなにアルバムを出せなかったんじゃないかな。


<市原>

声優が窓口になって女優として活躍する人もいるし、歌の道を行く人もいるし、ナレーションをやる人もいる。仕事の幅が広い。


<かない>

そうですね。ようこのセリフで「願いは叶う」ってあるんだけど、本当にそうなのよ。「やりたい!」って気持ちが大切。その気持ちが強ければ強いほど、絶対になれる。だから諦めないで。私はやりたいことは1回も諦めたことはありません。好きな人にも想いは通じるっ!


<全員>

(笑)


<市原>

みかさんはオーラがあるよね。


<かない>

酒飲みだからかな?


<市原>

(笑)いやいや、人を惹きつけるオーラ。人間は好き?


<かない>

大好きですね。昨日も朝まで、20歳になった声優さんのお誕生祝いで飲んでました(笑)。みんなの中にも、将来同じ作品で一緒になる人がいるかもしれないね。その時は杯を交わしましょう。おごるからねっ!


<市原>

じゃあ質問を受け付けましょう。


<受講生>

ご自身のスキルが声優に役立ったことはありますか?


<かない>

私は子供がすごく好きで、しょっちゅう友人の子と遊ぶのね。彼らがいろいろ発想することも面白いんだけど、腹式呼吸をしているのよ、体全体を使って。そういうことを身近に観察できるから、子供好きでよかったと思います。


<受講生>

演じるとは何ですか?


<かない>

おっと〜、何でしょうね…。でも、日頃みんなどこかで演じているんですよ。好きな男性の前ではかわいく見せたりとかするでしょ?それをちょっと誇張したのが私たちの仕事。だから日頃から人間ウォッチングをしています。

最近の若い子は距離感のない話し方をするんだよね。ファミレスでも大きな声で話して「その恋話(こいばな)、お客さん全員に聴こえてますよ」みたいなぐらいに(笑)。で、仕事で若い女の子役がきたときは、あえてその距離感のない話し方をすることもあります。

演じるって面白いよね。そしてこの業界もとても面白いところです。でもオーディションに受からないと生き残れないから、まずは自信をつけてください。何でもいいから自分の十八番を見つけたら頑張れるはず。さぁ早く私のところにおいで!


<全員>

はいっ!




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